詩集『ダンスする食う寝る』(思潮社・2020年)第31回歴程新鋭賞受賞

 

イベント

12月5日

 詩集『ダンスする食う寝る』が遊舞舎による舞台化公演

 STスポットにて昼夜二公演。詳細はyubusha.butoh@gmail.com

 

7月12日19時〜

 下北沢本屋B&Bにて詩集『ダンスする食う寝る』刊行記念イベント「ダンスする現代詩」を作家・町屋良平さん、文芸評論家・田中和生さんをゲストに開催

 

書評等

「讀賣新聞」(2020年7月4日)

カニエ・ナハ氏「詩を遊ぶ」にて

「あたかも〈無観客ライブ〉のように、(……)独りで奏でる熱を帯びた言葉の音楽を鳴り響かせる」

 

「東京新聞」(2020年7月4日)

杉本真維子氏「あくまで、詩」にて

「世界を全肯定したいという欲望と愛が撹拌され、渦を巻いている。(……)見渡す限りの『今』はこんなにも過酷で、愛に満ちている」

 

「公明新聞」(2020年7月20日)

野村喜和夫氏

「『食う寝る』生物学的な生と『ダンスする』陶酔の生が見境もなく切り結び差し違える新しい詩の都市、そしてそこに不可能な恋を恋する者同士が見えかくれもする抒情の都市の誕生である」

 

「共同通信」(2020年7月)

城戸朱理氏 「詩はいま」

「何かが壊れてしまったような感覚に満ちながらも、乱反射するようなイメージの果てに、作者はいまだに世界を祝福しようとしている」

 

「現代詩手帖」2020年8月号

福田拓也氏「詩書月評」にて

「幾多の切断を孕んだねじれた詩行からなる山﨑の暴力的かつ魅惑的な詩的テクストは、詩の到来と詩的エクリチュールの孕む暴力についての問いを投げかけている」

 

「現代詩手帖」2020年10月号

稲川方人氏、中尾太一氏、菊井崇史氏、による連続討議 現代詩季評にて批評が掲載される

 

「現代詩手帖」2020年10月号

岩川ありさ氏による書評「世界を肯定するための約束」が掲載される

 

「詩と思想」2020年10月号

河野俊一氏「詩集評」にて

「激しさを装いながら、その中に空疎感や羞恥などが紛れ込んでいるのが面白いところです。粗い若さの体臭が匂ってきます」

 

「みらいらん」7号(2021年1月号)

江田浩司氏「私の読んだ詩集のお話」にて

「山﨑修平詩集『ダンスする食う寝る』(二〇二〇年五月 思潮社)の内包する言葉の潔さとエネルギーは凄まじい。詩句の一つ一つに栄養が行き届いているようだ。」

 

「法政文芸」16号(2021年)

川鍋義一氏

「あたりまえのことをぶっ壊し、かつ、失ってはいけないものを求める。『ダンスする食う寝る』はそんな詩世界なのかもしれない。」

 

浅野大輝氏「詩客・自由詩評」にて

「山﨑作品の基本的な特徴はこのように、都市という都市を東京という具体的な都市へ収斂させながら、それ以外の事物を言葉の流れのなかであくまでも単なる流れであるかのように抽象化して見せる手法にある」

 

瀬崎祐氏「瀬崎祐の本棚」にて

「この詩集には責任を引き受けてしまった重さがあった」

「言葉として音を取り出すイメージにも確かなものがあった」

 

山田兼士氏「山田兼士のブログ」にて

音楽的リズムに特徴があって、無国籍的情感をパンク・ロックのビートにのせて歌い語っている

 

川本直氏Twitterにて

「目眩がするほど語彙の豊穣さに「読んだ」などと軽々に言える詩集ではない。(……)今作に収められた詩は力強く決然として堂々たるもの」

 

小島きみ子氏「詩素」10号にて

「闇と光が、群衆の輪郭の蔭と光のように見えてきます」

 

広瀬大志氏と豊崎由美氏「現代詩手帖」2021年7月号対談にて批評をいただく